Difference between revisions of "JapaneseToEnglish"
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− | :日英は、'''受動的'''な英語の理解力やリサーチ力が肝になる英日翻訳とは異なり、'''能動的''' | + | :日英は、'''受動的'''な英語の理解力やリサーチ力が肝になる英日翻訳とは異なり、'''能動的'''なアウトプット力を要します。英語に翻訳するために適切なスキルの目安としては、母国語に近いレベルの文が英語でも書けるかどうか、自然な日常会話が不自由なくできるかどうかでご判断ください。そうではない段階で英訳をすると、翻訳作業が苦痛になる、時間がかかり過ぎるだけでなく、レビューの段階で大量の修正が発生します。こうなると訳者本人のガイドラインに沿った体裁の習得や、日本語を理解しない人にも通じる自然な英文への修正を助ける責任を持つレビュアーや承認者の負担が増え過ぎてしまいます。 |
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:英語LCは過半数が非ネイティブです。承認作業は言語面のチェックよりも字幕ルールチェックが主になり、たとえネイティブLCが取ったとしても完璧な英語に直してもらえるということではありません。英語として不完全なものでも、理解ができ、字幕の体裁に沿っていれば公開されます。 | :英語LCは過半数が非ネイティブです。承認作業は言語面のチェックよりも字幕ルールチェックが主になり、たとえネイティブLCが取ったとしても完璧な英語に直してもらえるということではありません。英語として不完全なものでも、理解ができ、字幕の体裁に沿っていれば公開されます。 | ||
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* 承認者や視聴者には音声と字幕の対応が分かりません。新しい文の開始と発言をぴったり合わせてください。通常は文字起こしの段階でシンクロされているはずですが、合わない部分があれば直してください。字幕を通してあまりにズレが激しい場合は、原文の日本語字幕の承認者に連絡してください。 | * 承認者や視聴者には音声と字幕の対応が分かりません。新しい文の開始と発言をぴったり合わせてください。通常は文字起こしの段階でシンクロされているはずですが、合わない部分があれば直してください。字幕を通してあまりにズレが激しい場合は、原文の日本語字幕の承認者に連絡してください。 | ||
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* 字幕1枚の表示時間が1秒を下回らず、7秒を超えない | * 字幕1枚の表示時間が1秒を下回らず、7秒を超えない | ||
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* 1から10までは語として綴り(one, two…)、11以降は数字表記。thousands ofなどは綴る | * 1から10までは語として綴り(one, two…)、11以降は数字表記。thousands ofなどは綴る | ||
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* 挿入句を囲むとき、または演者が意図せずに何かを言いかけて言い直した際には半角ダッシュ=ハイフン(-)、意図的に文の途中で休止した場合は省略符号(...)を使う。前後の単語との間には半角スペースを入れる | * 挿入句を囲むとき、または演者が意図せずに何かを言いかけて言い直した際には半角ダッシュ=ハイフン(-)、意図的に文の途中で休止した場合は省略符号(...)を使う。前後の単語との間には半角スペースを入れる | ||
* アメリカ英語またはイギリス英語の綴り・句読点法で統一し、混ぜない | * アメリカ英語またはイギリス英語の綴り・句読点法で統一し、混ぜない | ||
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+ | * 基本的には、文を構成する要素(構成素)のまとまりごとに切ります。 | ||
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Revision as of 23:06, 3 November 2017
Contents
TED日英翻訳の手引き
良い英語字幕を作るために
日英翻訳に取り組む前にお読みください
- 翻訳では、もっとも得意な言語を目標言語(翻訳先の言語)とするのが一般的です。日本語を母国語としない方が書いた文を見たときの違和感を思い出すとイメージがわくかもしれません。
- 日英は、受動的な英語の理解力やリサーチ力が肝になる英日翻訳とは異なり、能動的なアウトプット力を要します。英語に翻訳するために適切なスキルの目安としては、母国語に近いレベルの文が英語でも書けるかどうか、自然な日常会話が不自由なくできるかどうかでご判断ください。そうではない段階で英訳をすると、翻訳作業が苦痛になる、時間がかかり過ぎるだけでなく、レビューの段階で大量の修正が発生します。こうなると訳者本人のガイドラインに沿った体裁の習得や、日本語を理解しない人にも通じる自然な英文への修正を助ける責任を持つレビュアーや承認者の負担が増え過ぎてしまいます。
日英の承認について
- 英語LCは過半数が非ネイティブです。承認作業は言語面のチェックよりも字幕ルールチェックが主になり、たとえネイティブLCが取ったとしても完璧な英語に直してもらえるということではありません。英語として不完全なものでも、理解ができ、字幕の体裁に沿っていれば公開されます。
- 事情により、英語としてどうかというチェックをしてほしいという場合、レビュー完了までの段階でアレンジすることをおすすめします。ネイティブ/ニアネイティブがレビュアーとして確保できているがレビュアー資格に満たない場合は、翻訳の時点で字幕としては品質の高いものができているという前提で、一言LC@ted-ja.comまでご相談ください。英語LCに事情を伝えておくことで、レビュアーとして受け入れてもらえることもあります。
英語字幕作成時の注意点
- 句読点を抜く日本語字幕と違い、英語字幕のpunctuation(comma, colon, period/full stopなど)は入れてください。慣れるまではガイドラインを参照しながルールに沿った字幕作成を心がけてください。
- 日本語の字幕の切り方にとらわれず、必要に応じて分割・結合してください。ただし、字幕を減らす際に、話している途中で字幕が消えることがないよう気をつけてください。
- 承認者や視聴者には音声と字幕の対応が分かりません。新しい文の開始と発言をぴったり合わせてください。通常は文字起こしの段階でシンクロされているはずですが、合わない部分があれば直してください。字幕を通してあまりにズレが激しい場合は、原文の日本語字幕の承認者に連絡してください。
基本ルール
(詳しくはEnglish Cheet Sheetを参照ください)
- 字幕1枚の表示時間が1秒を下回らず、7秒を超えない
- 1秒あたり21文字/秒を超えない
- 1行あたり42文字を超えない
- 1枚の字幕には最大2行
- 発話を100ミリ秒(0.1秒)以上先行しない
- 言語要素のまとまりを切らない
- 同じ字幕の中で、1行の文字数がもう1行の文字数の50%を下回らない
- 2つの文の始まりと終わりを同じ字幕に入れない *短い完結文×2は良い
- 1つの文をむやみに2字幕に分けない
- 音表記: () 半角丸括弧
- 画面上の文字: [] 半角角括弧
英語スタイルガイド概要
(詳しくは、英語スタイルガイドを参照ください)
- 1から10までは語として綴り(one, two…)、11以降は数字表記。thousands ofなどは綴る
- 数字は3桁ごとに桁区切りを入れる
- 題名は文の先頭のみを大文字とし(sentence case)、各単語を大文字で始めない(title case)。Amaraにアップロードされたものも必要があれば直す(良い例: Lesson from the fridge 悪い例: Lesson From The Fridge)
- wanna, gonna, gotta, kindaなどは完全な形で書く(want to, going to, I’ve got to, kind of)
- 日本語特有のことわざやイディオムを文字通りに訳すのではなく、英語で該当する表現を使う
- 挿入句を囲むとき、または演者が意図せずに何かを言いかけて言い直した際には半角ダッシュ=ハイフン(-)、意図的に文の途中で休止した場合は省略符号(...)を使う。前後の単語との間には半角スペースを入れる
- アメリカ英語またはイギリス英語の綴り・句読点法で統一し、混ぜない
行の切り方
(詳しくはHow to break linesおよびLine breaking and subtitle endingを参照ください)
- 1行42文字を超える場合、必ず2行に分割します。1枚の字幕に入るのは最大84文字です。
- 基本的には、文を構成する要素(構成素)のまとまりごとに切ります。
- 例文:My twin brother was on a hunger strike because I was rushed to the hospital for an emergency surgery
- これをルールと文字数制限に合わせながら、できるだけ大きな単位ごとに分けるとこうなります:
My twin brother was on a hunger strike
because I was rushed to the hospital for an emergency surgery
切ってはいけないまとまり一覧
- be動詞+その述部 (良い例: Jack/is a girl 悪い例: Jack is/a girl)
- 代名詞+be動詞 (良い例: we are/here 悪い例: we/are here)
- 動詞+過去分詞 (良い例: Jack has been working/in Spain 悪い例: Jack has/been working in Spain)
- 短縮形の動詞+その述部 (良い例: Remember that book?/It's here 悪い例: Remember that book? It's/here)
- to+原形 (良い例: It’s not difficult/to eat slowly 悪い例: It’s not difficult to/eat slowly)
- 冠詞+名詞 (良い例:We found/a laywer in Paris 悪い例: We found a/laywer in Paris)
- There+be動詞 (良い例: I heard/there is fruit 悪い例: I heard there/is fruit)
- 関係代名詞+続く節 (良い例:I didn't know/that the dog was blue 悪い例: I didn't know that/the dog was blue)
- 代名詞+続く節 (良い例: I call her up;/she responds 悪い例: I call her up; she/responds)
- 前置詞+続く名詞節 (良い例: My girlfriend came/to my work 悪い例: My girlfriend came to/my work)
- ただし、名詞と前置詞が入れ替わっている場合(例: I figured it out/yesterday)や、目的語を取らない句動詞(come togetherなど)の場合は前置詞の後で切って良い(例: My girlfriend slept over/at her parents’ place)
- 可能であれば、限定詞の後では切らない: 形容詞(aweful)、数詞(three [people])、指示形容詞(this [chair]), 所有格(hisやthe dog's), 数量詞 (some, any, every, a lot of)
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