TED 日本語字幕の表記ガイドライン

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Revision as of 07:13, 23 December 2014 by Natsuhiko Mizutani (talk | contribs)
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[日本語字幕翻訳者のためのメモ]

[FAQ]

講演情報

タイトル
なるべくオリジナルのタイトルに近いものとする。「」はつけない(TEDのサイトでの表示が変わったため)
TEDx talk のタイトルは、タイトル | 講演者名 | TEDxイベント名 という順に、半角の縦棒 "|" で区切ります(2014.7.28 変更)
(旧 TEDxのタイトルは⇒ 講演者名「タイトル」(TEDxイベント名))
スピーカー名
国内で通用している表記がある場合それを使う。ない場合はオリジナルの発音に近い表記とする。発音を確認する資料としては、本人のインタビュー映像、TEDTalk の MP3 版、発音辞典、Google飜訳の発音機能など
氏名は中黒「・」で区切る
ハイフン「-」の代わりに「=」にする
(注意) 間違った発音で出版されている場合もあるので、ソースをいくつか調べましょう。
http://www.speech.cs.cmu.edu/cgi-bin/cmudict
発音辞書のリンク
FORVO(音声付) http://www.forvo.com
外国人名読み方辞典 http://www.weblio.jp/cat/dictionary/gkjyj
Pronunce names (音声付) http://www.pronouncenames.com
Description
「です・ます調」で揃える
日本の TEDx のトランスクリプトを作る時はDescriptionの長さは2・3文。トークの内容を簡単に紹介する。ここに講演者の経歴を追加しても良い。 (2014 年夏から。トランスクリプトの場合)
イベント名は訳さず、原則英語表記のまま (TEDx地名の地名部分が読みにくい場合は補足してもよいかもしれません。)
TEDx の説明では、“TEDx is a program of local, self-organized events…”という定型の TEDx についての紹介は省略して良い。
翻訳元の説明文で、This talk was given at a local TEDx event, produced independently of the TED Conferences. がある場合には、「このビデオはTEDカンファレンスとは独立して運営されるTEDxイベントにおいて収録されたものです。」として説明文に入れておく

本文

文字数
最長10文字/秒くらいを目安にする
映画字幕は4文字/秒で訳す慣習がありますが、講演の場合は映画のように映像を見る時間を確保する必要性は低いので、読み切れる範囲内でできるだけ内容やニュアンスを落とさずに訳しましょう
句読点
句点 = 全角スペース or 改行
読点 = 半角スペース
連続した半角スペースはAmaraが半角スペース1つに置き換えてしまうため、半角スペース2つではなく全角スペースを使う
読点のままで良しとするケース。列挙するときの区切りで、読点の方が半角スペース区切りより読みやすい場合は、読点で区切って良い
数字
1桁なら全角
2桁以上半角
混ざっていたら通常半角
1万>10,000
12,500>1万2千5百
日付は半角 (8月12日 とする。8月12日 とはしない)
単位
メートル法に変換
ドル以外の場合は必要に応じて日本円に換算する。()に入れても良い
大雑把な数字は大雑把な数字として訳して、数字の精度について誤った印象を与えないようにする
題名
本、雑誌、記事、映画、番組、コンピューターゲームは『』でくくる
引用符
「」 or ダブルクォートを使い、引用全体を一組の引用符で括る
(注) ダブルクォートは、" " ではなく “ ” を使う。左側には左引用符、右側には右引用符を使う。
解説・訂正
訳者の解説は()
トランスクリプトでの訂正[ ]は、省いても良い
強調する語彙や区切り
引用符で括る
例: よく脂ののった部分はトロと呼ばれます⇒
よく脂ののった部分は「トロ」と呼ばれます
固有名詞
組織名称の処理の工夫
定訳がない組織名は「英語(日本語訳)」とか、長いものなら「略語(日本語訳)」
状況音
(笑) (拍手) (音楽) などを使用
他のTEDの字幕に合わせましょう。(笑い)(拍手喝采)とはしないでください
話者切り替えの表記
自明な場合は省略する。話者の紹介として、名前を出す必要があれば初回だけ出す。
初出を"(クリス・アンダーソン)"として、以降"(クリス)" などとしても良い。"ca:" だとほとんどの視聴者は何か分からないと思われる。"(司会)"などとすることも可能。
行末のダッシュ (ダッシュのうまい使い方)
言い換えや挿入句であることを明示するときに使うと読みやすい
次の字幕と強くつながっているのに途中で、字幕を切っているとき
絶対に必要な時のみで使いすぎないようにしましょう
スライドの解説
講演を理解するのに必要な場合は、注釈として [] で括り字幕の下に出すことができます。
(講演を理解するのに必要な場合は、注釈として()で括り字幕の下に出すことができます。以前はカッコを使っていました)
(2014年7月31日版)