スプレッドシートを利用したやり取り
Contents
スプレッドシートの作り方
- 翻訳元と翻訳先の字幕を対比して考えるために Google スプレッドシートを使う方法があります。スプレッドシートのテンプレートへのリンクから [Use template] をクリックし、新しいスプレッドシートを作成します。(参考:スプレッドシートの使い方について順を追った詳細な説明文書)スプレッドシートを使って翻訳・レビューした字幕は、Amara にアップロード後、必ず映像と合わせてチェックしてください。
スプレッドシートの認証
スプレッドシートの機能を使う際に、確認が必要です。詳細な説明は、 スプレッドシートの認証 を見てください。 このスプレッドシートの機能は日本の翻訳チームの有力メンバーが作ったものであり、多くのメンバーによる使用実績があることを書き添えておきます。
スプレッドシートの見方
- G列 から J列には字幕の長さや表示速度についての情報が自動的に計算されて表示されます
- 該当行の字幕(F列)についての:
- G列:字幕の表示時間(秒)
- H列:字幕(=F列)の文字数(字)
- I列:1秒当たりの文字数(字/秒)
- J列:1行の文字数(大きい方)
- TED日本語字幕ガイドラインでは、1秒あたりの文字数(=I列)は10字まで、1行の文字数(J列)は21字までと決まっているので、上限に近づくと色付けされます。
スプレッドシートの使い方の例
厳密なルールではありません。変更点を見逃さなければよいので、適宜修正しながら、相談して翻訳を進めてください。
- 1. シートのリンク共有設定を変える
- 新しく作成したスプレッドシートは、共有リンクが初期設定の View Only(編集権限なし)になっています。
- 共有するときは、右上の「Share(共有)」ボタンを押して出てくるプロンプトの下部が「Anyone with the link」となるように設定します。
- 2. F 列には、いつも最新版を残す
- シートの機能で、F 列を直接 Amaraにアップロードできます。
- 3. 交互に作業する
- まず、編集前のコピーを、L 列以降に並べていきます。
- バージョンごとに、一列ずつ並べていきます。何を変えたかを後から見たときに分かりやすくするためです。
- [Amara]>[Other functions]>[Create history]で、F 列の内容が L 列に自動で複製されます。
- 4. 編集内容はF 列のセルに色をつける
- まず、自分の色を決めておきます。(自動色変え設定方法・コマンド説明)
- F 列の中身を編集した時には、F 列を自分の色で塗ります。
- すでに何か色が塗ってあっても、自分の色に塗り替えます。
- K 列のコメントは、同じセルにコメントの返答も続けて入力していきます。Alt + Enter (Win) ないし Option + return (Mac) で改行できます。
- 相手に確認してほしいコメントの場合には、コメントを入力した K 列を自分の色に塗り替えます。
- 5. ひととおり編集、コメントを作り終えたら交代する
- もうひとりの方の作業に移り、3), 4) を同じように行います。
- 相手の提案に同意するときには、対応する F 列と K 列を灰色で塗ります。
- F 列が全部、白いままか灰色となったら、レビュー収束ということになります。
- 6. 字幕付きビデオを視聴して字幕を確認
- [Amara]>[Watch video with 1 sub] (翻訳字幕つきでビデオを見る)あるいは [Amara]>[Watch video with 2 sub] (翻訳元と翻訳字幕を並べてビデオを見る)という機能は、Amara のタスクを移動しなくても、字幕付きのビデオとして字幕を確認できるので、おすすめです。
スプレッドシートのデータを Amara へ送る
- Amara でタスクを保持している人は、スプレッドシートからデータをAmara にアップロードすることができます。
- ファイルをアップロードしたら、タイミングのデータまで、字幕データになってしまう場合
- .srt ファイルが、 .srt.txt という テキストファイルになっている可能性があります。OS (エクスプローラあるいは Finder)が 拡張子を表示しない設定になっていると、こうなるケースがあるようです。拡張子を表示する設定にしましょう。
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